木のおもちゃのつみきや(福岡)の考え方

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 コンセプト

 

 木のおもちゃとの出会いやつみきやの方針、商品の選び方などについてご案内しています.

 
 
 
 
 
 
 


私たちのこと - きっかけと歴史
私は長男(1982年生)のためのおもちゃを探し求めていたとき、ある雑誌でヨーロッパの木製玩具のことを知りました。
当時、福岡では殆ど見かけることがなく(あとでインテリアショップ、子供服屋などで扱っているのを知りました)、東京の千駄ヶ谷で初めてこのおもちゃたちに出会ったのです。
最初に買ったおもちゃはネフ社のリングリィリング
この時の衝撃的な出会いが私を木のおもちゃの世界へ引きずり込みました。それは子どものために買ってあげたいというよりも私自身が欲しいと思うほどの美しいものでした。
その後、東京の輸入代理店で2年間働き、ドイツやスイスのメーカーのこと業界のことを勉強しました。
福岡に戻ってしばらくはおもちゃに関係ない仕事をしていましたが、1993年9月11日福岡市南区桧原の自宅で開業いたしました。
1994年6月7日同じ南区の長住に店舗を開き、2002年1月に現在の西長住に移転いたしました。
また、妻は開店まもなくからスウェーデンひつじの詩舎の講師としてウォルドルフ人形の講習会などを通じて手作り人形の普及に努めています。

店の方針と商品の選択
高度経済成長の中、消費が拡大しあらゆるものが作り出され、国内にないものは輸入され、何でも手に入る社会になりました。大人が自分で使うもの、例えば自動車、時計、家具、食器などのデザインは、もう大方の人々の好みを反映しているのではないでしょうか。それに対して子ども関連のもののデザインは後回しになっているように感じます。1970年代半ばから日本に入りだしたヨーロッパの木のおもちゃが、デザインにこだわる人々に支持されたのは当然だったといえるでしょう。遊ぶという視点からだけでは言い尽くせない感性に訴える質。このことにやっと日本人も目覚めたのではないでしょうか。

当店の商品はヨーロッパの木製玩具が中心ですが、木製以外でもヨーロッパ製以外でも、良いと思うものは選んでいます。木製玩具にデザインが優れたものが多いので自然にこれを選ぶことになったのですが、水遊びや砂場遊びでは木製よりも合成樹脂や金属という素材のほうがよいということもありますし、ある程度の年齢になってからの組立玩具はくっつけたり、はずしたりのために柔軟な合成樹脂が優れているということもあります。ですから木のものだけにこだわっているわけではありません。

選ぶ基本はデザインです。シンプルでバランスのとれた形、カラフルだけれどけばけばしくない色調など大人の生活に侵入しても平然とまたは好感を持って受け入れられるもの。大人本位で子どものことを考えていないように聞こえるかもしれませんが、この選ぶ視点がないと子どものもの全般に一貫した考え方が生まれないのではないでしょうか。子どもが出会うものがその人のバックボーンとなるのです。どんな大人と出会うか、どんな音や香りと出会うか、どんな絵本と出会うか、どんな食べ物と出会うか、全く同じ意味でどんなおもちゃと出会うかということがその子の一生を左右すると言っても過言ではありません。どういうおもちゃが本当に遊べるかという切り口で見てもシンプルは理にかなっています。余分な機能や飾りがないもの、言い換えればおもちゃそのものが勝手な主張をしないということが、子どもの働きかけに応えてくれるということなのです。例えばただの四角い積木をどんなものにも見立てて遊べるというのは子ども時代の優れた能力です。イメージするためにはリアルでない方がよいのです。また同様の理由で動力が付いたもの、電子音を発生するものも選んでいません。こういったものを前にした時に子どもは五感を働かせるという一番楽しいことを発揮できません。
それから作り手の考え方、ものづくりのこだわりや子どもに対する見方なども重要な要素だと考えています。全てのメーカーと話しができるはずもありませんが、いくつかのドイツ、スイスの有名なメーカーを訪問する機会を得て、私たちのおもちゃ選びの正しさを確信したものです。彼らは子どもにとっての遊びの重要性とその遊びを助けてくれるおもちゃのあり方を深く理解しています。安全性はいうまでもなく、イメージをふくらませてくれるシンプルさ、いつまでも心に残る美しさ、次の代までも遊べる堅牢さなど子どものことを真剣に考えています。それは売れさえすればいいという流行り物ではなく、どの国でもどの時代にも受け入れてもらえる普遍的なものを目指しています。今、質を落とさないよう国内生産にこだわるヨーロッパのメーカーの考え方や気持ちを十分に使い手の皆さんにお伝えすることも私たちの役目として非常に重要だと感じています。

また、玩具以外に子どもに関連する必需品や生活に潤いを与えるものなども木製のものを中心に取り扱っています。オルゴールや楽器も私たちの生活を豊かにしてくれるとても大切なものだと思っています。

インターネットなどを通じて日本中の方々に支持していただけると自負していますが、福岡市周辺のお客様には是非直接商品を見た上で選んでいただきたいし、サイト上では十分ではない説明も聞いていただきたいです。そしてなにより福岡市と近郊の地域の方々のもっとも信頼おけるお店を目指しています。

今後のこと
ヨーロッパの木製玩具が主役であるのは間違いないのですが、環境問題を考えるともっと国内の木の活用を考えるべきだと思っています。遠いところのものをわざわざ持ってくるのではなく、もっと身近なものを使いたいと考えています。ヒノキの間伐材の有効利用などを通して日本の森林がいきいきとなるよう知恵を出していきます。森林が甦れば、水はよくなり、海もよくなる。洪水が起きにくく、野生動物が人里に下りて来なくなる。おもちゃに使われる量は大したことがなくても、森の生死が直接人間に影響することを一人でも多くの人に知ってもらいたいのです。